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コラム

2022.07.10 | EQUAL スタッフ

佐賀市 旧古賀邸(長崎街道)

長崎街道



EQUALスタッフ 谷です
先日、佐賀の土地視察帰りに長崎街道散策しました。
旧古賀邸などの建物が保存されていて雰囲気良い地域でしたね。

昔の家、住宅は写真のように軒を伸ばしている建物が多いで鵜よね。
私の両親もそうなのですが、こういう軒を伸ばした建物が好みで、最近は少なくなったなと言っております。

実は、これには明確な理由があるんですよ。


旧古賀邸



旧古賀邸の庭から建物を撮影の写真です。

こちらも同様に軒が出ておりますね。

理由としては、この時代に【断熱材】の概念がなかったことが大きいですね。
夏の日差しを避けるために、縁側が庭側にあり、障子の奥が実際の生活空間になります。

この形にすることにより、夏の日差しを居室へ入れないプランを作成していたんですね。




では、どうしてこの縁側のプランが少なくなったのか?

理由は3つ考えられるかと思います。
1つ目は、土地面積が小さくなり縁側を作成する余裕がなくなった事
2つ目は、縁側の軒裏部分は、写真のように種を支える垂木をデザインのように見せていた構造です。そのため、万一の火事の際、この軒裏に火の手が回りやすくなり、現在の建築基準法では不燃材で覆う必要がありこのデザインが生かされなくなった事
3つ目は、窓の性能向上と断熱の概念が生まれた事

この3点だと思いますね。

古き良き建物は、このように文化財として保存される方が良いのでしょうね。


断熱材の概念が
今では当たり前になっておりますが、EQUALの建物の断熱性能が業界トップクラスです!
それを体感できるショールームもありますので、ぜひ遊びにいらしてください。

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