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2022.03.04 | EQUAL スタッフ

換気システムって何?


こんにちは!悠悠ホームEQUALです!

注文住宅について調べていると、「第〇種換気」といった表記を見かけることがあるのではないでしょうか。

実はこれ、「換気システム」という仕組みの名称なのですが、それが具体的に何なのかを知っている方は少ないです。

そこで今回は、「換気システムの種類」についてご紹介します。

注文住宅を検討されるご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!


換気システムとその種類


最初に換気システムとは何かについてご説明します。


換気システム=窓を開けずに空気の入れ替えをする仕組み


換気システムとは、「窓を開けずに空気の入れ替えをする仕組み」のことです。

もちろん、窓を開けることでも換気はできますが、建築基準法によって、常時計画的な換気をすることが義務付けられているため、住宅に換気システムは必須のものなのです。

キッチンやお風呂にある換気扇も換気システムのひとつと言えますが、今回は住居の全体を常時換気する「全体換気」についてご説明します。


全体換気システムの種類は3つ


全体換気システムには、その仕組みが3種類あります。

「第一種換気」「第二種換気」「第三種換気」の3つです。

それぞれの換気システムについてご説明します。

それぞれのシステムは、外から空気を取り入れる「給気」と、中から空気を追い出す「排気」の方法によって区別されています。


第一種換気システム=給気も排気も機械式


第一種換気は、「給気も排気も換気扇などの機械で行う」システムのことです。

給気、排気のどちらも機械で強制的に行うことが出来るため、住宅内の空気の循環を安定して管理することが出来ます。


第二種換気システム=給気は機械式、排気は自然


第二種換気は、「給気は機械で行い、排気は自然に任せる」システムのことです。

機械で給気を強制的に行うことで、住宅内の空気圧を高め、自然に排気できるようにしたシステムのことで、ドアや窓を開けた際に外からほこりなどが入るのを防ぐことが出来ます。

そのため清潔さが求められる病院の無菌室や、工場などで採用されています。

しかし、気密の低い建物の場合、湿った空気が壁内に入り込み、それが結露して住宅を傷めてしまうことがあります。

そのため、住宅に採用されることはあまりありません。


第三種換気=給気は自然、排気は機械式


第三種換気は、「給気は自然に任せ、排気は機械で行う」システムのことです。

排気を機械で強制的に行うことで、住宅内の空気圧を低下させ、自然に給気できるようにしたシステムのことです。

住宅で最も採用されている換気システムが、この第三種換気です。


第一種換気、第三種換気のメリット・デメリット


つづいて、住宅に一般的に採用されている第一種換気・第三種換気それぞれの、メリット・デメリットについてご説明します。


第一種換気のメリット



省エネである


第一種換気のメリットの一つ目は、「熱損失が少ないため省エネ」ということです。

第一種換気は、「熱交換換気装置」というものを設置することで、外気を室温に近づけて吸気することが出来ます。

どれだけ高気密・高断熱な住宅であっても、冬の寒い空気や夏の暑い空気が住宅内に入り込んでしまうと室温を一定に保つことは容易ではありません。

しかし、熱交換換気装置によって室温に近い温度の外気を取り込むことで、室温を一定に保つためのエネルギー消費を抑えることが出来、省エネに繋がります。


フィルターを組み込むことで花粉やPM2.5などの除去が可能



第一種換気のメリットの二つ目は、「フィルターを組み込むことで花粉やPM2.5などの除去が可能」ということです。

給気機関にフィルターを組み込むことにより、外気に含まれる花粉などのアレルギー物質を除去し、クリーンな空気を住宅内に入れることが出来ます。

花粉症の方には特に嬉しいメリットです。


第一種換気のデメリット


導入コストが比較的高めである


第一種換気のデメリットは、「導入コストが比較的高めである」ということです。

換気扇などの機械換気システムを給気、排気のどちらにも設置する必要があるため、片方の設置で済む他のシステムよりも導入にコストがかかります。


第三種換気換気のメリット


コストを抑えることが出来る


第三種換気のメリットは、「コストを抑えることが出来る」ということです。

換気扇などの機械換気システムを排気側のみに設置すればよいため、導入コストを抑えることが出来ます。


第三種換気換気のデメリット


花粉やPM2.5が入りやすい


第三種換気のデメリットの一つ目は、「花粉やPM2.5が入りやすい」ということです。

窓やドアを開けると、花粉などのアレルギー物質が住宅内に入りやすくなってしまいます。

そのため、アレルギー持ちの方は注意が必要です。


各部屋の換気が安定しにくい


第三種換気のデメリットの二つ目は、「各部屋の換気が安定しにくい」ということです。

機械による強制換気を排気のみに頼っているため、各部屋の換気を安定して行うことが出来ません。そのため、換気性能は第一種換気に比べて劣ります。


まとめ


いかがでしたか?

今回は換気システムについてご紹介しました。

家づくりを進めるうえで換気システムの確認は非常に重要ですので、こちらの記事を参考にしてくださいね!


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